こんにちは、保険ライコ植田店です🐤
今年は猛暑が10月まで続くそうです😨☀
熱中症との戦いはまだまだ続きそうですね。室内にいても気を付けましょう🚑
さて、2025年の税制改正でiDeCoの受取時のルールが改定されることが決定しました。
🟣受取方法と税制優遇
・一時金受け取り:税法上「退職所得」として扱われ他の所得とは別に分離課税として計算されます。勤続年数(iDeCoの場合は加入期間)に応じて計算される「退職所得控除」という大きな控除があり、さらに控除後の金額を1/2にしてから税率を掛けます。
・年金受取:5年以上に分割して受け取る方法です。税法上「公的年金等の雑所得」として扱われ、他の公的年金と合算して「公的年金等控除」が適用されます。
会社の退職金とiDeCoの一時金を両方受け取る場合、改定前と後ではどう変わってくるでしょうか🤔❓
🟣改定前
退職所得控除はその年に受け取る退職所得全体に対して適用されます。もし同じ年に会社の退職金とiDeCoの一時金を受け取ると両方の合計額に対して一つの退職所得控除しか使えず、控除枠を超えた部分に課税されます。
これを避けるために受け取る年をずらすという方法が考えられます。従来のルールでは退職金を受け取る年の前年以前「4年以内」にほかの退職金を受け取っていた場合、それぞれの勤続期間(加入期間)のうち重複している期間については後から受け取る退職金の退職所得控除額が調整されることになっていました。つまり、受け取るタイミングを5年以上空ける必要があったので「5年ルール」と呼ばれていました。
例えば、60歳でiDeCoの一時金を受け取り65歳で会社の退職金を受け取るとすると、5年間の間隔が空いているため、それぞれの退職所得控除を最大限に活用できました。
※※ちなみに、iDeCoとほかの確定拠出年金の一時金を両方受け取る場合はさらに厳しい「19年ルール」が適用されます。
🟣改定後
退職所得控除の重複調整の対象となる期間が「前年以前4年以内」から「前年以前9年以内」に延長
つまり「5年ルール」が「10年ルール」に改悪されることが決定しました。
退職所得控除をそれぞれ満額活用するためには、iDeCoの一時金と会社の退職金の受取のタイミングを10年以上空ける必要が生じます。
🟨🟧iDeCo改悪への対策
①受け取り期間を10年以上空ける
iDeCoの受取を60歳で行い、会社の退職金を70歳以降に受け取る。あるいは、会社の退職金を60歳で受け取り、iDeCoの受け取りを70歳以降に遅らせる。(iDeCoは75歳まで受取開始を繰り下げ可能)
②iDeCoを年金で受け取る
今回の改正は「一時金」で受け取る際の退職所得控除に関するもので、「年金」で受け取る場合このルールの影響を受けません。
③「一時金」と「年金」を併用する
金融機関によってはiDeCoの受け取り方を「一部を一時金、残りを年金」と併用できる場合があります。会社の退職金とiDeCoの一時金を合わせても退職所得控除の枠内か少し超える程度になるようiDeCoの一時金の額を調整し、残りを年金で受け取るという方法です。
今のうちから最適な受け取り方を検討していきましょう😊
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