皆さんこんにちは!保険ライコです。
先日歌手の西城秀樹さんが亡くなられたというニュースが大きく取り上げられましたね。
多くのファンの方と一緒に、ご冥福をお祈りします。
西城さんは過去に2回脳梗塞を体験しており、右半身マヒの後遺症が残っていたなか日々の生活を送っていたそうです。
一度なってしまうと、命の危険もあり後遺症も残りやすい脳梗塞。
実は夏場は脳梗塞が増えやすい時期でもあります。
本日は、そんな脳梗塞になってしまったときの見分け方と、その後の対応についてご紹介します。
脳に突然起こる代表的な病気として、脳卒中があります。
脳卒中は、脳の血管が破れる、あるいは詰まることにより、その部分の脳の働きが失われてしまう病気の総称で、血管が破れるタイプが脳出血やくも膜下出血、血管が詰まるタイプが脳梗塞です。
ポイントは、今まで何もなかったのに、ある日突然に起こること。
代表的な症状は、体の半分が動かなくなる、手足がしびれる、ろれつが回らない、人の話を理解できない、視界の半分が見えなくなる、などです。
年齢で言えば、70歳以降の人、つまり加齢とともに起こりやすい病気です。
中でも、脳梗塞の一番の危険因子は高血圧です。
高血圧以外に、悪玉(LDL)コレステロールが多い、糖尿病、喫煙、過度のアルコール摂取なども脳梗塞のリスクを高める要素です。
脳梗塞はある日突然起こりますが、一過性脳虚血発作と呼ばれる脳梗塞の前兆が出ることもあります。
半身が動かない、脱力といった脳梗塞特有の症状が出た後、しばらくすると回復するような、文字通り一過性の発作です。
この時、一番良くないのは「症状が消えたから治ったんだ」と考えて、病院に行かずに放置するパターンです。
特に高齢者だけの家族の場合は、外出を負担に感じて、「主人の具合が悪いけど、とりあえず様子を見よう」ということがあります。
最近は安易に救急車を呼ぶなと言われますが、体の麻痺やしびれ、ろれつが回らない、といった症状が出たら、様子を見ている場合ではありません。
即病院へ、と考えましょう。なぜなら、脳梗塞は早ければ早いほど治療がうまくいくからです。
発症から4.5時間以内であれば、脳の血栓を溶かすt-PAという薬を使うことができます(血栓溶解療法)。
この治療がうまくいけば完全に症状が消える可能性もあります。
ところが、この薬は4.5時間を過ぎると効果が落ちるため、使うことができなくなります。
脳梗塞治療は、時間との闘いなのです。受診を迷ったときは、下表のようなチェックポイントも参考にしてください。
脳梗塞を見分ける「FASTテスト」
☑FACE
「イーッ」と口を開くと横に開くと左右どちらかが歪む
☑ARM
両腕を前に突き出し、床と水平に上げた時片方が落ちてくる(もしくは片方の腕が上がらない)
☑SPEECH
呂律が回らない
☑TIME
脳梗塞が疑われる場合は速やかに救急車を呼ぶ
t-PA(組織プラスミノーゲンアクティベータ)は、血栓に直接作用して、塊を溶かしてくれる薬です。
主に使われるのは「アルテプラーゼ」という薬です。
静脈内への点滴で投与しますが、使う量はその人の体重によって異なり、1kgあたり0.6mgとされています。
体重60kgの人なら総量36mgのうち10%を1~2分で注入し、残る90%を約1時間かけて入れていきます。
日本では、この薬の脳梗塞への使用が認可された2005年の時点では、発症から3時間以内の脳梗塞患者が対象でしたが、2012年に4.5時間以内へ拡大され、使える患者さんが増えました。
t-PAが登場して、脳梗塞治療は大きく変わりました。
しかし、この薬は4.5時間を過ぎると使えない上、時間内に使ったとしても、すべての人が回復するとは限りません。
t-PAを使った人のうち、3分の1はある程度効果がありますが、残る3分の2は部分的に血管が再開通する程度だったり、効果がなかったり、という状況です。また、血栓が硬い場合は、t-PAをもってしても溶けないことがあります。
こうした場合に行うのが、カテーテルを使った「血管内治療」です。
血管内治療では、どのようにして血栓を取り除くのでしょうか。
血栓を溶かすt-PAと違って、血管内治療は血栓を機械的に除去する治療です。
足の付け根の浅い部分に比較的太い動脈が通っているので、そこにカテーテルという細い管を刺して、脳まで到達させます。
カテーテルの先端部分は、コイル状やメッシュ状になっていて血栓を絡め取るタイプ、掃除機のように吸うタイプなど、さまざまな形状があります。
脳梗塞の治療では、原則として、患者さんが病院に運ばれたら、まずt-PAを用いることを検討します。t-PAが使えない場合は血管内治療を検討します。主にその2つが現在の治療の柱です。その他にも、状況に応じてさまざまな治療を行っていきます。
脳ドックが有効です。
日本では脳ドックが比較的普及しているので、健康診断と同じ感覚で、脳ドックを受ける人は増えてきています。
脳ドックを受けると、症状がないのに小さな脳梗塞が見つかることがあります。
これが隠れ脳梗塞、正式には無症候性脳梗塞と呼ばれるもので、最近発見されるようになりました。
無症候性脳梗塞になる人が近年増えたというより、脳ドックの普及により、見えないものが見えるようになった結果だと考えればいいでしょう。ただし、見つかったからといってただちに“血液をサラサラにする”(固まりにくくする)治療をすると出血のリスクが高まるため、治療についてはその人の状況によって判断します。
特に、身内に脳卒中の方がいたり、生活習慣病を持っている人は、一度は脳ドックを受けて、ご自身の脳の状態をチェックしてみてもいいのではないでしょうか。
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